創始者 青木宏之師
新体道の創始者・青木宏之師は、1936年に日本の横浜に生まれる。東京の中央大学法学部を卒業後、1963年江上茂師範より最高段位五段に推挙される。1965年、医術・療法、創造性、人間の潜在能力、豊かな生命表現力、そして深い瞑想などを内包した肉体文化システムの研究・開発のため武道家を集め、特別チーム楽天会を結成。
この楽天会とともに、後に新体道の二大大基本となる天真五相と栄光を発見。1990年カルフォルニア神学大学院より文学博士号を授与される。
その後青木師は新体道の大基本に光とワカメを加え、『体は宇宙のメッセージ』、『トータルステックファイティング』など新体道関係の著書を出版。
青木師が設立した天真会では、天真書法塾で書道の指導、また、新しいカリキュラムで日本の伝統的刀法を学びたい方に開発した剣武天真流を主宰。
青木師は長年にわたりフィリピン在住カンディード神父と共に創設したボランティア基金3Hスカラシップを通じ、フィリピンの恵まれない高校生を援助しており、その結果550名以上が高校を卒業。又、天真会はこの基金を通じアジア三ヶ国に五つの学校を寄付している。東日本大震災後、青木宏之師は新しいボランティアグループ『チーム天真』を結成し、福島原発事故の避難者を含む東北地区の被災者を援助している。また、今年(2012年)4月には天真会本部道場『天真館道場』を設立し新体道と天真会の総てのメンバーが一堂に会し稽古している。この『天真館道場』設立により、青木師および日本の稽古人の長年の夢が実現した。
道守 伊東不学師
伊東師は日本の広島で生まれ、育ちました。中央大学在籍中、武道を稽古し青木師に巡り合いました。青木師の率いる理想主義者である空手家の小集団である楽天会は武道の精神的な真髄を再発見すべく努めており、その結果新体道が生まれました。伊東師は過去40年間日本、欧州、北米他で稽古し、指導してきて、2010年最新の海外活動としてはケベック棒術クラブ(QBC)Doshokaiを立ち上げました。
1997年HIV/エイズ患者の看護人に役立つ新体道プログラムを開発。伊東師は中国人の師に太極拳を学び指導者となり、又日本の居合道も学んでおります。その他の資格としてはスキュバーダイビングの指導資格も持っております。2001年9月11日後、伊東師は国際的な大妙平和ネットワークを築き、世界各地で瞑想や祈りを通し平和への祈念を行っており、ヒーリングと平和への貢献が自身の使命と考えております。
道守 岡田満師
岡田師は新体道の基礎を作った楽天会のメンバーでした。日本における新体道の稽古指導及び組織の責任者でありましたが、2007年引退し家族ともどもフィリッピンに渡り新体道を指導されています。岡田師は鍼灸師、指圧師であり、新体道のすべての稽古種目において最高段位を保持されております。
道守 マイケル トンプソン師
トンプソン師は1960年ハミルトンカレッジ学士課程、1963年ミッドルバリーカレッジ修士課程を卒業、1969年ニューヨーク州立バッファロー大学にてフランス文学博士号を得る。
1970年代半ばトンプソン師と伊東師は米国初の新体道組織を作る。1981年先生はマサチュッセツ、ケンブリジに移りグループ東北新体道を立ち上げ、稽古指導を行う。1988年青木師により米国での指導責任者に任命され、4年間勤める。1996年米国新体道を通じ新体道の年代記Untying Knotsを出版。
2004年道守に昇段、2006年よりマサチュセツ、ディアーフィールド新体道ファームにて指導。
道守 皆川正師
皆川師は日本における新体道設立メンバーの一人であり、現在は英国ブリストルに住み英国新体道のリーダーであり、又1995年以来「裸の声」の中核メンバーであります。青木師の指揮下、皆川師は30年間指導されております。また、英国での指導に加え欧州新体道テクニカルコミティーのコーディネターを勤めています。
大師範 ジェームス スターリング先生
スターリング先生は1976年より新体道の稽古をしており、米国での唯一の大師範として、欧州、日本でも指導したことがあります。空手参段、棒術弐段で、ISCのテクニカルコミティーのメンバーです。長年サンフランシスコでパシフィック新体道グループを指導し、又新体道Leadership Trainingの設立メンバーの一人です。普段はサンフランシスコにあるパシフィックガス・電気会社のマネージャーとして勤務しております。